クレンジング・洗顔と「落とす」美肌ケアを終えたら、次は「整える」ケアです。化粧水～美容液までのお肌の水分と油分を整えるケアです。
この化粧水～美容液までのケアも、他の美容テク同様にどんな手順でどんなアイテムを使うかは、様々な方法論が叫ばれています。ひとまず、化粧品メーカーの教科書のような一般的なケア方法を見てみましょう。
基本のスキンケア
化粧水
洗顔後の失われた水分を補給します。とはいえ、実際にはお肌を濡らす程度のケアです。お肌のいちばん外側にあたる「角質層」までしかケアできませんので、続く美容液などの成分を浸透させるための下準備だと思って使用しましょう。
美容液
化粧水で下地ができたら美容液を浸透させます。美容液の選び方はケアしたい目的別に選びましょう。おすすめは保湿成分が配合されたもの。お肌の天然保湿因子（NMF)と同じくらい保湿効果のある「セラミド」配合のものや、皮膚細胞の活性効果がある「ダイズエキス」配合のものが最適です。
他にも美白や毛穴ケアなど、目的に合わせて使ってみましょう。
乳液・クリーム
お手入れの仕上げに、美容液を浸透させたお肌をカバーします。乳液やクリームは油分が多い製品が多いので肌質によっては不要の場合もあります。食べ過ぎが体に良くないように、過剰なケアもお肌の負担につながります。自身のお肌の調子にあわせてお手入れしましょう。
スペシャルケア（ゴマージュやマスクなど）
スペシャルケアには、マスク（クリームタイプの塗るものからシートタイプまで）、ゴマージュ系や、目元や口元などのパーツ別美容液などがあります。お値段もはるので、お手入れは週に１～２度のスペシャルケア用として作られています。
以前、美容部員さんから伝授してもらったレスキュー美容法ですが、シートマスクを３０日間使い続けるというものでした。これだけでスペシャルな保湿ケアをお肌のターンオーバー分こなせるので、かなりお肌が改善されるということでした。今でもこの美容法は手軽に利用できるので愛用しています。
使い方は製品次第ですが、日々のお手入れがきちんとできていてこそ、スペシャルケアの成果があがるものなので、スペシャルケアだけで一発逆転を狙わずに、毎日のお手入れを丁寧に積み重ねることをお忘れなく！
基本のケアで言われているあれこれ
最初にも言いましたがこの基本のケアの部分は、美容家の人数だけメソッドの数もあるくらいに、使い方も選び方も多種多様です。もちろんメーカーのオススメの使い方もまた違ったりします。お化粧品が苦手になってしまう原因の一つは、この選択肢の多さゆえではないでしょうか。あの商品がいいか、この商品がいいかと、化粧品を選ぶだけでも一苦労なのに、さらには、お肌へののせかたや順番まで言っていることが人それぞれ。
どうしてこんなに人それぞれになってしまうのかは、そのくらい肌質が人によってぜんぜん違うから・・・ですね。ということは、誰の美容術がいちばん良かったという口コミは正直あんまりアテにならないのです。自分で試してみないと何が良いかはわかりません。
より、的中率を高く自分にあうスキンケアを見つけるには、同じ年代で同じ肌質の人の口コミを参考にできるといいですね。そして、自分のお肌との相性抜群スキンケアにめぐりあえるように実践していきましょう。
