前にテレビで武田久美子さんが言ってたんです「唾液を出す美容法してます」って。ん?って耳を疑いました。しかも理由は「だって、赤ちゃんっていつも唾液を出してるじゃないですか?あれって究極の若さの秘訣ですよね」みたいなことを言っていて、おいおい大丈夫なのか?と思ったわけですよ。
このトンデモ美容法かと思っていた唾液を出す美容法は、実は理にかなっていたのです。唾液を出せば出すほど美容に効果があることがわかりました。
唾液が若さを保つ秘訣
唾液に含まれている成分が、アンチエイジングに一役買っています。
ラクトフェリン
サプリで聞いたことありませんか?この成分は唾液に含まれています。母乳、牛乳、涙などにも含まれるタンパク質のことで、腸内の善玉菌を増やしたり免疫力を高める効果があると言われています。腸内環境を整えるとお肌の調子がグンと良くなります。サプリで補ってもいいですが、よく噛むだけで自前で手に入れることができる良い成分なのです。
上皮成長因子と神経成長因子
上皮成長因子は「上皮」つまり、皮膚や髪・爪などのことですが、そういったものの修復をする力のある機能です。神経成長因子は、「神経」の部分なので老化とともに衰えやすい神経細胞を活性化します。中からも外からも若さを保つ機能が唾液には含まれているのです。
唾液が少ない人多い人
唾液に多い少ないがあるのでしょうか。実は体質以外の理由で、唾液の量が変わってくる原因があるのです。
ドライマウス(口呼吸)
鼻呼吸をせずに、口呼吸をする癖のある人は唾液が少なめです。文字通り、口が乾いています。意識的に口を閉じて鼻で呼吸をするようにするだけでも、唾液分泌が増えます。呼吸のトレーニングはヨガをすると、エクササイズついでに身につくのでおすすめです。
ストレスが多い人
ストレスがたまっていても、唾液の分泌量が減ります。身体が緊張状態にあるので自律神経が乱れて唾液が分泌されにくくなります。気分的なストレスもそうですが、スマホ・PC・テレビなどの見過ぎによる目の疲れのストレスが原因の場合もあります。
唾液を出すマッサージ
唾液がそんなに必要なら、いつでもレモンを常備しておけばいいじゃない!と思われるかもしれません。たしかにそれも良いアイデアですが、もっと手軽な方法があります。唾液腺を刺激するマッサージです。
- 頬をほぐす(円を描くように)
- 顎の骨の内側を親指で押す(耳の下から顎先にかけて何回か)
これだけです。ファンデやチークが落ちるのが気になる場合は、家に帰る前やクレンジングの時に取り入れてもいいですね。
唾液を出す習慣
マッサージ以外にも唾液を出しやすくなるポイントがあります。
- おしゃべりをする
- よく噛む(ガムでも良い)
こんなことでも、唾液は増えるんです。特におしゃべりはストレス解消にもなるから一石二鳥ですね。お肌の潤いは口内の潤いから!唾液を出して体を整えていきましょう。